激走750km！新潟県の道の駅全部行く［序］
スタンプラリーはお好きだろうか。
白紙のスタンプ帳を少しずつ埋めていく道程、集めたスタンプの数々を家のソファで見返してにんまりする時間は楽しいものだ。
新潟在住の筆者は、新潟県観光協会が毎年行っている「うまさぎっしりスタンプラリー」などの手軽に楽しめるデジタルのスタンプラリーも好きだ。スタンプを集めて応募をしたら、胎内市のマスコット「やらにゃん」グッズが当たった。嬉しかった。
さて、ある日、こんなものを購入した。
北陸「道の駅」スタンプラリー＆クーポンラリー。
道の駅で300円の参加料を支払ってこのスタンプ帳を受け取り、新潟県・富山県・石川県の道の駅に設置されているスタンプを押していく。
全部の駅ではないが、スタンプページ下部にクーポンがついていれば、それを使ってお土産や入館料などの優待を受けることもできる。
恥ずかしながら今年まで知らなかったが、２年ごとに行われている人気のスタンプラリーなのだ。
季節は夏、スタンプを集めながら道の駅を巡ってドライブするのも楽しそう。そんな浮かれた気持ちでスタンプ帳を購入した。
しかし、よくよく見ると新潟県の道の駅は40駅*1。富山の16駅、石川の26駅と比較してもめちゃくちゃ多い。
そして新潟県は東西に恐ろしく長い。東端の村上市から西端の糸魚川市まで、直線距離にして250kmという凄まじい細長さだ。
少しずつ集めていたら途中で飽きて断念してしまう事は間違いない。なぜなら意志が弱いから。
そこで、短期決戦でこのスタンプラリーに挑むことにした。スタンプ帳と一緒にもらった地図をじっくり眺めて、計画を立てた。
３日だ。３日で新潟県のすべてのスタンプを取ってしまおう。
仕事の関係で、比較的長距離の運転に慣れていた私はそう決めた。決めたと言っても、絶対に回りきるという強い決意はその時になかった。まあ３日もあればいけるわな！道の駅巡り楽しみ～！という気持ちしかなかった。今思えば、甘すぎる決断であった。
前日、私は愛車のガソリンを満タンにし、いそいそと旅の支度をして眠りについた。
そういう人間の旅の記録です。よろしくお願いします。
［１日目につづく］
*1:2022年8月現在休止中の「風の丘米山」、建設中の「あがの」は除いた数
