ひとり遊びのポルカ

主にひとりで遊びます

春日山神社・高龍神社に参詣してきた

友人のじゅんさんとドライブに行くことにした。
「金運がほしい。あと訳あって11月に試験を受けるので学業成就のご利益がほしい」と欲まみれの希望を伝えたところ、菅原道真公もお祀りされている上越市春日山神社に行った後、金運のご利益で有名な長岡市の高龍神社に行くことに決まった。

 

というわけで、今回は「ふたり遊びのポルカ」でお送りします。

ぽるぽるか
これを書いている人。あらゆるご利益がほしい

じゅん
ぽるぽるかの幼馴染み。戦国武将や城跡が好きな為、春日山神社に行ってみたいと告げると光の速さで当日の行程プランを組んでくれた

 

 

朝8時前、じゅんさんがやって来た。気合が入っている。じゅんさんも運転できるが、今回は私の車で上越へ向かう。
大人気ベーカリー「サフラン」で朝食を買って、高速に乗り、黒崎PAの駐車場でもぐもぐ食べた。じゅんさんがお茶とアイスコーヒーを水筒2本にたっぷり用意してきてくれたので、水分には困らない。

サフラン」のパンうま〜〜い
欲望のままに買うとすぐ1800円とかになっちゃってびびるけど

わかる。パンにあんまり情熱ないんだけど、暫定世界一。2位はウオロクの中に入ってるパン屋

口々に「サフラン」を褒めそやし、上越市に向けて再び出発した。

 

春日山神社

長岡を過ぎたあたりから土砂降りの雨に降られ、どうなることかと思ったが、上越ICを降りて春日山神社に着くころには小降りに変わっていた。

春日山神社

階段やば

おしゃ!登るぞ!登るぞ!

じゅんさんは、ここには何度か来ているそうだが、初めて来たかのように気合いが入っている。雨に濡れた急な石段を、ヒイヒイ言いながら登った。

死にそうになりながら着いた

ハア……ハア……死ぬ…………

死ぬな!謙信公に詣でるぞ!

膝が折れそうになりながらも、じゅんさんの後をついていった。
春日山神社は越後の名将・上杉謙信を祭神とする神社だ。ちょうど「謙信まつり」の準備が進んでいた時だったようで、祭りの旗に混じって、謙信公が信奉した闘神・毘沙門天にちなんだ「毘」の旗がいくつか出ている。

お参りを済ませて、境内を散策する。

お手水場の龍 かっこいい

境内はなんかカエル推しだ。かわいい

毬?に脚を乗せた狛犬

子連れの狛犬

うわー!ここ、狛犬がめちゃくちゃかっこいい!!子狛犬もいる!かわいい!

急にテンション上がったね。ところで、本殿の裏から上がっていくと直江兼続の屋敷跡があるんだけど、どうする?

あ、上がるのはもう、その、ちょっと……

急にテンション下がったな

それでも直江屋敷へ上がっていく坂道の入り口あたりまでは行ってみたが、雨が降っていたことに加え、日本史に明るくない私は直江兼続について「すごく目立つ兜の人」などというゴミみたいな知識しかなかったため、坂を上がるのは勘弁してもらった。申し訳なかった。

じゃあ、と本殿の前へ戻り反対側へ回るじゅんさんについて行った。

案内図と同じ地形が残っている

おお、あそこが春日山城だったんだ!

そう!山の地形をそのまま利用してたんだからすごいよね!智将よな~!!あそこが本丸跡ね、あっちの方まで行くと空堀があって、めっちゃいい土塁があって

早口のオタクだ

じゅんさんは現存する城ではなく城跡が好きなのだ。城には武将以上に詳しくない私だが、詳しい人に解説してもらいながら城が建っていたであろう山の斜面を遠くに眺めるのはおもしろかった。
ちなみに、本丸跡のある頂上まで行けるという長い長いつづら折りの道が見えたのだが、まじでめちゃくちゃキツそうだったのでこちらも勘弁してもらった。申し訳なかった。

道の上方に謙信像が立っていた。かっこいい

 

龍神

上越ICへ戻る道を間違えて高速に乗り損ね、下道で長岡に向かった。

道の駅巡りでも行った「ながおか花火館」で蕎麦をテイクアウトして車の中で食べ、次に目指す高龍神社のある蓬平へ向かった。

蓬平温泉街に入ろうかというあたりに、道路をまたぐ大鳥居があって驚いた。弥彦みたいですごい、大きい神社なんだねと話しているうち、駐車場に着いた。

岩の上に社が建っている

売店の中を通って行く

下の売店でお供えセットっていうのが売ってるね。1つずつ買っていこう

中は……お神酒と、これはろうそくかな?……あ、出た!

え?何が?

卵だ!!

こちら高龍神社のご神体は、白蛇だ。この日の数日前、私は同じく蛇の神様をお参りに行き、生卵を奉納してきたのだった。

神頼みしまくってるな

ここを登るのか……という空気が二人の間を流れた。脇にエレベーターもある。だが、ご利益を得たいならなんか自力で登った方がいい気がする!と言って、石段を登り始めた。

途中で振り向いた景色

ヒイヒイ言いながら、それでも登りきった。今日は登ってばっかりだ。

登り終えた安堵で本殿の写真撮り忘れた……(すみません)

登った先、本殿前の左右にろうそく立てがある。先に立っていたろうそくから火をもらい、お供えセットの中のろうそく2本を供えた。

靴を脱いで本殿に上がる。供え物を入れる場所があったので、そこへお酒と卵をお供えし、座って手を合わせた。

めちゃくちゃ個人名が乗ってて撮れないけど、壁に名刺がいっぱい挟んであるね

商売繁盛のご利益を願ってだろうね。次は弊社社長の名刺持ってこよ

龍神社でぜひご朱印をいただこうと意気込んで朱印帳を持参したので、書いていただくことにした。3ページにわたるダイナミックなご朱印を目の前でさらさらと書いていただき、鮮やかな筆遣いにものすごく興奮した。

龍神社のご朱印 ダイナミックですごい

小さな袋に入った御神饌(護摩祈祷したお米)も一緒にもらって、後日、家で米に混ぜて炊いた。

じゅんさんが、お守り授与所のかたに「奥の院」への行き方を聞いてくれた。高龍神社には奥の院があると事前にネットで見ていたのだが、たぶんすぐ近くにあるのだろうと思い、行き方までは調べなかったのだ。

え?車で20分??

告げられた道のりは予想外に遠く、そして、対向車とすれ違うのも難しい狭窄路ということだった。

我々は顔を見合わせ、礼を言って、石段を降りた。暑かったので下の売店で素朴なミルク味のアイスキャンディを買って、売店の横の浅い川に架かった橋の上で、川を見下ろしながら舐めた。

……今日はやめとくか

禿同

 

またいつか、今度はちゃんとそのつもりで来ようと言い合い、我々は蓬平を後にした。

 

余談だが、新潟への帰り道、なぜか2人ともナビを見ずに帰れるという謎の自信に満ち溢れてしまった。

長岡から新潟なんて、適当に走ってれば帰れる帰れる!

おっしゃる通り!ここどこかわからんけどね!

結果、大河津分水路に沿って寺泊のほうへ向かってしまっていたようで、その途中でやっと道がわかった我々は岩室のほうへ抜け、無事帰ることができたのだった。