ひとり遊びのポルカ

主にひとりで遊びます

出雲崎・親不知・佐渡 もずく頂上決戦

先月、新潟県の道の駅巡りをした際、塩もずくを3袋も買ってしまった。

塩もずく3戦士

出雲崎天領の里(左)・佐渡両津ターミナル(中央)・親不知ピアパーク(右)でそれぞれ購入した塩もずく。
それをようやく全部食べたので、それぞれの感想を書いておきたいと思う。

 

もずく頂上決戦の始まりだ

塩もずくはその名の通り塩漬けにされており、常温で1年前後は日持ちがする。そのままでは強烈にしょっぱいので、ざるの中で何度か水洗いして、塩抜きしたものをいただく。

味噌汁に入れたりしてもおいしいのだそうだが、今回は公平を期すため、すべてきゅうりと刻みみょうがをかけた上でポン酢をかけて食べることとした。

 

出雲崎天領の里 おばあちゃんの出店のもずく

開ける前の写真を撮り忘れてしまったので、買った時に撮った写真

一番手は、出雲崎天領の里の前に露店を出していたおばあちゃんから購入したもずくだ。

早く食べたくて開封前の写真を撮り忘れてしまったし、即食べてしまったので下の写真は残った分を翌日食べている時のものだ。ちゃんとしろ。

いただきまーす

ポン酢をかけて箸でかき回すと、すぐに強いぬめりが現れた。重く泡立って粘る。
麺を啜るように口に入れると、歯ごたえはシャキシャキしていて、海藻らしい海の香りがぶわっと鼻に抜ける。荒々しい磯を感じる味だ。おいしい!
箸で持ち上げたらひと固まりになって全部ついてきちゃうくらい、ヌルヌルがかなり強烈なので、半分くらいに切ったほうが食べやすかったかなあと思った。

 

出雲崎

・シャキシャキ度 ★★★★☆

・ヌルヌル度 ★★★★★

・磯の香り ★★★★☆

 

 

親不知ピアパークで購入した翡翠もずく

続いては親不知。お店では「翡翠もずく」という名がついていた。
早く食べたくて一度ざるに出した後に、ハッとして袋に戻し写真を撮った。ちゃんとしろ。

こうして見ると、見た目的に出雲崎とまったく一緒だ。
ポン酢をかけ、かき回すと適度に粘る。ザ・もずくという感じだ。ではいただきます。

いただきまーす

「ん!」思わず唸った。

「優勝……!!」

優勝してしまった。これはうまい。シャキシャキが強く、粘り気はそこそこで、スルスルと食べられる。ワイルドな海の滋味を感じる出雲崎とはかなりタイプが違い、上品でバランスの取れたもずくだ。うま~~い!

 

◆親不知◆

・シャキシャキ度 ★★★★★

・ヌルヌル度 ★★★★☆

・磯の香り ★★★☆☆

 

佐渡両津港ターミナル

最後は、両津港ターミナル内のおみやげ屋さんで購入したもずくだ。レンタカーを借り損ね、ターミナル内で3時間過ごした悲しい記憶がよみがえる。

ちなみに佐渡のもずく、出雲崎でディスられていた

洗っている段階で気づいたが、かなりネバネバが少ない。果たして、お味は。

いただきまーす

箸で持ち上げているのを見ていただいてわかる通り、ポン酢をかけてかき回してもほとんど粘り気がない。
シャキシャキした歯ごたえが強く、海の香りは控えめで、サラダとかお浸しを食べているような感覚だ。ちょっとポン酢を多めにかけたほうがおいしい。

 

◆両津◆

・シャキシャキ度 ★★★★★

・ヌルヌル度 ★☆☆☆☆

・磯の香り ★★☆☆☆

 

 

まとめ

頂上決戦とか言ってはみたものの、正直そんなに差があるとは思っていなかった。

しかし幕が上がってみれば、実際には全くタイプの違う戦士(もずく)が揃っていた。磯の荒々しさを感じる出雲崎、バランス型の親不知、サラダ感覚でサクサク食べられる佐渡。同じもずくでも産地によってこんなに個性が出るのかと驚いた。

どれもおいしかったのだが、今回の三者頂上決戦、個人的には親不知の翡翠もずくを勝者とさせていただきたい。なんせ一口食べて「優勝…」って言ってしまったので。

 

ちなみに、一緒にもずくを食べた母が今度は名立と村上のもずくを買ってきたので、いずれそちらも食べて感想を書きたいと思う。

もずく頂上決戦はまだ終わらない。